元商社マンのマレーシア日記

青年海外協力隊としてマレーシアのサバ州に配属中。元商社マンのマレーシア録です。

コタキナバルからキナバル公園へのバスでの行き方・帰り方

今回は コタキナバル~キナバル公園間のバスの乗り方を紹介します。

めちゃくちゃニッチな内容だけど、いつか必要とする人たちのもとへ届け!

キナバル公園行く予定ないよって人も、日本のバスシステムとは違った東南アジアっぽさを感じてもらえればと思います。

コタキナバルからキナバル公園へ

コタキナバル市内からキナバル公園へは、ムルデカ広場前とイナナムの2か所からバスが出ています。

オススメはムルデカ広場前のバスターミナルです。観光客が多く宿泊するエリアから遠くなく、歩いていくことができます。

ムルデカ広場前(Padang Merdeka)バスターミナル

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ムルデカ広場前バスターミナルの様子

まずはオススメの行き方であるムルデカ広場前バスターミナルを紹介します。

google mapではバスターミナルが表示されないので、ドリームテルコタキナバル(Dreamtel)を目印にしするといいかもしれません。ほぼ目の前がバスターミナルになっています。

空港からは車で約15分ほどの場所です。

goo.gl

 

料金はRM20です。日本円で約520円(RM1/¥26換算)

※欧米の乗客がRM25請求されていたとこをろ目撃しました。登山用荷物があったから割り増しになったのか、ぼったくられたのかは不明(2020年1月追記)

 

ここでラナウ(Ranau)行きのミニバスに乗車します。このバスターミナルからは他にもポーフォートやテノム、クニンガウ行きのバスも発着しています。

行先によってカウンターが分かれていますが、スタッフのおじちゃんが行先を1日中叫んでいるので「ラナウ!!!」と叫んでいるおじちゃんに声をかけましょう。

発車時刻は決まっておらず、ある程度の人数が集まったら出発します。ドライバーに声をかければ目安の時間は教えてくれます。

 

キナバル公園までは約2時間。

朝の8時ぐらいから17時ぐらいまで運航しています。始発も最終も人の集まり具合によってまちまちなので注意が必要です。

16時30分にバスターミナルに行ったらすでに出発していたことがありました。時間に余裕をもってバスを待った方がよさそうです(乗り遅れた場合はイナナムバスターミナルへ)

 

イナナム(Inanam)バスターミナル

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イナナムバスターミナルから発車しているバス

次にイナナムバスターミナルを紹介します。

 KK市内から車で約10分、空港からだと約30分ほどの場所にあります。

このバスターミナルも行先によってカウンターが分かれています。主にサンダカンやタワウ行きの長距離バスが発着しています。

 

goo.gl

スタッフのおじちゃんが行先を叫んでいるのも同じなので「キナバル公園へ行きたい」と伝えましょう。カウンターへ案内してくれます。

こちらはミニバンではなく大型バスのタイプです。

料金はRM20前後と運行会社によって多少の違いがあります。

このバスターミナルだとキナバル公園行きの最終が20時なので、ムルデカ広場前バスターミナルの最終に間に合わない人や、遅めのフライトで到着した人などは便利かもしれません。

 

注意点

どちらのバスステーションを利用する場合でも、必ず発車前にドライバーへ「キナバル公園で降りる」と伝えましょう。

バスは基本的に終点までの道のりで、乗客が希望する場所で停車して降りていくシステムです。

伝え忘れてしまうと終点までノンストップで行ってしまいます。

 

キナバル公園からコタキナバルへ

続いてはキナバル公園からコタキナバルへの帰り方を紹介します。

バスはミニバスと大型バスの2種類で運賃はどちらもRM20です。

帰りは行きよりも難易度が高いです。

なぜかというと、バス停などは無く走行しているバスを手を挙げてタクシーのように止める必要があるからです。

また、交通量が多く似たような車が走っているので見分けがつきにくいです。

 

ミニバスタイプ

このタイプのミニバスは最初に紹介したムルデカ広場前が終点になります。

ポイントはミニバスの上部に黄色のラインが入っているところです(ムルデカ広場前バスターミナルの写真を参考にしてください)

しかし、タクシーも黄色のラインが入っていることが多いのでややこしいです。

 

また、似たようなミニバスで紛らわしいのが下の写真のミニバスです。

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車のタイプは同じですが下部に緑色のラインが入っています。

このタイプは個人手配で貸し切りか、ツアーのバスなのでいくら手を挙げてもまず停まってくれません。

 

大型バスタイプ

もう一つは大型バスタイプです。こちらは終点がイナナムバスターミナルになります。

大型バスは、様々な団体旅行向けバスと複数の長距離バス会社が運行しているため見た目での判断が難しいです。

僕もいまだにツアーのバスか路線バスか判断ができません。

バスを止めるポイント

シンプルで簡単なポイントが一つあります。

それは...

迷ったらとりあえず手を挙げてアピール

これに限ります。

恥ずかしがらずに手を挙げましょう。立ってるだけだと一生止まってくれません(もし路線バスではなく一般の車やツアー専用のバスだった場合はスルーされるだけです。)

 

バスは5分で捕まえられる時もあれば、1時間以上待っても来ない時もあります...

こればかりはとしかいいようがないです。

急いでなければ気長に待ちましょう。

アドバイス

その他、大事なことをまとめておきます。

まず、めちゃくちゃ基本的なことですがシートベルトは必ず締めましょう。

コタキナバル~キナバル公園間の道は山道で非常にカーブが多く、場合によっては霧が発生して見通しが非常に悪いです。

事故多発の標識がたくさん出ています。

過去には一日で三件の事故を目撃しました。

 

次にタクシーの利用についてです。

コタキナバル~キナバル公園のタクシー料金はRM150~200ぐらいのようです。

ドライバーとの交渉次第ですね。

4人以上のグループであればそれほど高くないので、お金と時間を相談して決めましょう。人が多く集まるタクシー乗り場であれば、相乗りできる人を探している観光客もいるので声をかけてみるのもアリです。

たまに遭遇するラッキーなパターンは、コタキナバル~キナバル公園間の乗客を送り届け終わった後のタクシーです。復路を乗客なしで帰るよりは安くても乗せて帰ろうって考えのドライバーもいます。

上手く交渉できたときにはバスと同じ料金で乗車できました。

まとめ

誰かキナバル公園前にもちゃんとしたバス停作ってください。