元商社マンのマレーシア日記

青年海外協力隊としてマレーシアのサバ州に配属中。元商社マンのマレーシア録です。

【マレーシア】一か月の生活費を公開【青年海外協力隊】

以前にマレーシアでの生活費に関して記事を書きました。 

www.malay-tomi.com

 

今回は一か月の支出をまとめてみました。

マレーシアでの生活、協力隊での生活、両面からどんなことにお金を使っているのか見ていきます。

 

青年海外協力隊の給与については別の機会にまとめたいと思います。結構なボリュームになるので。

 

以下はすべてRM1=¥26、$1=RM4.2で換算しています。 

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 暮らしのスペック

・この記事を書いている人→28歳、男性

・住んでいる地域→マレーシア、サバ州、空港があるコタキナバルから車で約2時間。田舎。

・職業→青年海外協力隊

・物欲→そんなにない

・お酒、たばこ→お酒は好き、たばこは嗜む程度

 

それでは早速いってみよう。 

 

支出内訳

家賃

RM0

早速、普通の人には全く参考にならない数字になってしまいました。

 

配属先である公園内の社員寮に住んでいます。
賃貸などではなく公園事務所が管理しているので、スタッフであれば家賃はかかりません。

通常であればマレーシアの隊員は

首都圏が$600(RM2520=¥65,520)

僕が住んでいるサバ州は$380(RM1,596=¥41,496)

この金額が住居費として認められています。

 

水道代・電気代

RM0

またもやゼロ

 

電気代、水道代ともに公園局が支払ってくれているので手出しはゼロです。

通常の賃貸を契約している隊員は自分で支払うことになります。

マレーシアの水道代は通常であれば約RM30ほど。

 

電気代はエアコンを使うか扇風機を使うかと、家族構成によって幅があるようです。

首都KLの一人暮らしでRM50ぐらいらしい。

 

ガス代

RM0

3連続のゼロ

 

マレーシアではほとんどの家庭がプロパンガスを使っています。

僕の場合は、半年前に詰め替えをしてからまだ切れずに使っています。

詰め替え費用が約RM30だったので月割計算でRM5ぐらいでしょうか。

 

食費

RM557(¥14,482)

食費に関しては、ほぼ予想通りといった結果でした。

1食の食費を飲み物込みでRM10を想定しています。

 

個人的なライフスタイルとして昼と夜しか食べません。

 

なので、1日RM20×一か月30日=RM600

 

マレーシアは外食のコスパがいいので、そこまで自炊との差はないと思います。

 

ガイドブックやマレーシア関連のサイトによっては、屋台を利用すれば一食RM5で食べられると説明がある場合があります。

僕もたまに屋台で食べることもありますが、生活となると毎食屋台はさすがにキツい…(味に飽きる面でも栄養の面でも)

また、場所によっては屋台が出ていない地域もあります(まさに我が家がこのパターン)

 

マレーシア人は食べることが大好きなので、たまに同僚や友人の家でご飯をごちそうになることもあります。

 

日本食レストランなどで食事をした場合は、定食でRM30程度、夜に大勢で食事をするとRM100と、日本での価格とあまり変わりません。

  

交通費

RM238(¥6,188)

内訳としてはバスRM160(¥4,160)

GrabがRM78(¥2,028)

 

こちらは思ってたよりもかかったなという印象です。

でも必要経費としてしょうがないかな...

僕の住んでいる地域ではGrab(タクシー配車アプリ)がエリア外なので、近くの大きな町であるコタ・キナバルへ行くには往復RM40払ってバスに乗る必要があります。

毎週末に町へ出かけると出費がかさみます。

 

交通費は、どこに住んでいるか、マイカーを持っているか、電車の利用範囲か、などの条件によって大きく変わってくる項目だと思います。

ちなみに協力隊員は車の運転が禁止されています。

 

日用消耗品・雑貨

RM664(¥17,264)

洗剤やトイレットペーパーなどはこのカテゴリーです。

それだけでこんなにいくはずないのに...と思って確認したら大きな買い物を2回していました。

 

ちょっといい値段がする枕・・・RM200

これは元からあった枕が硬くてしんどかったので半年間我慢したけど耐え切れず買い替えました。

 

活動で使う寝袋とヘッドライト・・・RM220

僕の活動先は山奥の村です。そこの山奥で一週間キャンプをする活動があったので、その装備を買いました。

 

通信費

RM100(¥2,600)

こちらは毎月ほぼ変化はありません。

現地のSIMカードを使用しています。

データ通信のプランは様々ありますが、僕は1日2GBのプランを使っています。

料金はRM3です。

通話料はこの金額にプラスされるかたちですが、一ヶ月でRM10もかかりません。

 

もっと割安になりそうな通信プランだったり、Wi-Fiを契約すれば支出を抑えられるかも…と思いつつまだ手を付けていません。


交際費

RM165(¥4,290)

 何かのイベントに参加したり、バーへお酒を飲みに行ったりした金額です。

 もちろん、どこかへ旅行に行けばこの項目の支出は跳ね上がります。

月によって一番変動が大きい項目かもしれません。 

宿泊費

RM28(¥728)

土日に町へ出るときは、いつも宿泊しています。 

一泊RM20ほどの雰囲気いいドミトリーが定宿です。

いつもAgoda(ホテル予約アプリ)で予約をしていて、この月は貯まったポイントも使用したのでかなり出費が抑えられてます。

ポイント使わなくても普段はRM80/月ぐらいで収まっている印象。

 

 合計&まとめ

 気になる合計金額は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RM1,702=¥44,252

 安っ!

 

 総務省の一人暮らしの家計調査によると、1ヶ月の家賃を除く平均生活費は約95,000円のようです。

www.stat.go.jp

 

結果としてマレーシアでの生活は、日本で一人暮らしにかかる生活費の約半分しかかかっていませんでした。

マレーシアの物価は日本の三分の一なんて言われたりもしていますが、現在では二分の一ぐらいの感覚でいたほうがよさそうです。

物価がじわじわ上昇しているとはいえ、しばらくはこのぐらいの物価が続くのではないでしょうか。

 

マレーシアでの生活は、どこに誰と住むか(家族か単身か)で生活費が大きく変わってきます。

その中の一つのモデルケースとして参考になれば嬉しいです。